
ゆらぎ世代特有の変化を感じたら
40代半ば頃から生理が不規則になり、やがて閉経します。閉経の前後5年くらいはカラダや心の変化が大きくなる「ゆらぎ世代」と言われています。
アレ…これって?という変化を感じた時、どうすればいいのか悩む女性も多いかと思います。
ゆらぎ世代の変化は現れ方も症状の重さも人それぞれです。
元気に過ごせる方もいますが、とても辛く感じ苦しむ方も多くいます。
そこで、ここではゆらぎを感じ始めた時にどう対処すればいいのかをご紹介します。
医療機関を受診する
ゆらぎ世代の変化は閉経に伴い、女性ホルモンのバランスが変わることで起こります。特にエストロゲンの分泌量が急激に減少することが大きく関わっていると言われています。
その減少したエストロゲンを補ってあげるのが、医療機関で行われるホルモン補充療法(HRT)です。
このホルモン補充療法にはいくつもの種類があり、ホルモン組み合わせや経口・経皮・ゲル剤などどのように取り入れるのかによって違います。
医師と相談しながら、自分の身体に適した方法を選択することができます。
欧米ではメジャーな治療ですが、日本では100人に1〜2人程度しか受けていない状況で、まだまだ普及しているとは言えません。
医療機関を選ぶ際には、「更年期」を専門に扱っている病院やクリニックを選ぶようにすると、悩みの根本的な解決に繋がりやすいです。
サプリや市販薬を使う
恥ずかしい、時間がないなどの理由で医療機関にかかるのはちょっと…と感じる人は、サプリや市販薬を使うことが多いようです。最近では、多くの女性の悩みに答えられるように、様々な成分のものが販売されており、自分に合うものを見つけることができれば、ゆらぎ対策として効果的です。
主に、不足している女性ホルモンに似た働きをする成分を補うことを目的にしています。
成分としては、エクオール、時大豆イソフラボン、プラセンタなどがあります。
サプリメントあ市販薬を選ぶ際には、どんな成分か、品質は問題がないか、成分は十分な量配合されているかなどを見極めるようにしましょう。
サプリメントを使う場合は、効果の出方が緩やかなので、3ヶ月程度毎日続けて飲むことが大切です。
体を動かす
ゆらぎ世代の症状の対策として有効なのが有酸素運動です。ウォーキングなどの運動をすることで、変化が緩やかになるというデータがあるそうです。
ゆっくりと深呼吸しながら行うヨガなどは、心も整えてくれることが期待でき、女性に人気が高い運動です。